

益子林業のブログ
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南部赤松 床板のご注文を頂きました 2025.09.16
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とちぎ八溝杉を製材・販売する益子林業です。
床板 UNDER8(アンダーエイト)
南部赤松(地松) 特等超仕上げ エンドマッチ加工無し
1820×15×105(働き幅) (8枚入り)62束 のご注文を頂きました。
新築の場合、下地に厚(24㎜)合板を使用する物件が多いため、必ずしもエンドマッチ加工をする必要がなく、さらにこの工程を省くことで約9%のコストダウンが出来るので、最近はエンドマッチ無しでのご注文が多くなりました。もちろん何も言われなければ普通にエンドマッチ加工を行います。




無節との工程上の違いは、埋木とパテ処理を行うところです。杉もそうですが、特等の方が手間がかかります。それでも単価は無節の70%程度となるのは仕方がないことですが、ちょっと複雑な気持ちです。
今回は、特等(節あり)のご注文でした。単に節があるだけでなく赤身の割合が多くなるので、無節に比べると随分質感が違って見えます。単価も無節よりも安くなりますが、単価よりも節や質感を好んで選ばれる方が多いと聞いています。デザインの感覚は施主によって様々なので、節があった方が良しとされる方がいるのは理解できます。


無節の時もそうですが、担当者の厳正なチェックを経て製品になれなかった材がありました。

地松に理解があり、さらに床板以外なら使い道があろうかと思いますが、狙って作るものではなく、宣伝するほどの量が出来ないため今のところチップにしてしまっております。もし、ご興味があればお気軽にお電話ください。

さて製品は、無節同様にシュリンクフィルムを長めにカットしてなるべく外気に触れないようにしています。この製品も現場で他のデザインとの相乗効果でさらに美しくなることでしょう。出荷先は、埼玉県です。
今年も残暑が厳しく、南部赤松の伐期が遠のくのではと危惧してしまいますが、そろそろ岩手県に連絡を入れて来シーズンの仕入れの商談が始まります。
南部赤松ファンのために何卒安定した供給をお願いしたいと切に願っております。










