

益子林業のブログ
-
杉外壁材の施工現場に伺いました 2025.11.10
-
とちぎ八溝杉を製材・販売する益子林業です。
11月7日(金)、益子林業の杉外壁板を初めてご利用いただいたお客様の施工現場に伺いました。
こちらの現場は翌日から完成現場見学会を開催することになっていて、本日はそれに向けた作業中にもかかわらず、快く見学させて頂きました。

設計されたのは創右衛門一級建築士事務所の佐藤さんで、以前から面識はありましたが、なかなかご注文を頂く機会が無く、気が付けば初めてお会いして名刺交換をしてから20年ほど経っていました。
それでもこうして益子林業を忘れずに覚えていて頂いてとても嬉しく思います。
今回納品させて頂いたのは、
外壁板 八溝杉KD 赤特等4面プレーナー 4000×18×170
押縁 八溝杉KD 赤特等4面プレーナー 4000×18×45
になります。
大工さんが無垢材に慣れている方で、施工後の外壁材がより引き立って見えました。

佐藤さんにお話を伺ったところ、板の割付図を作成し、より美しく見えるような工夫をされたとのことでした。
確かによく見れば、窓や掃き出しのサッシと、押縁が上手く配置されていて全て計算されて造られていることに感銘を受けました。


出隅には角材をL時にシャクって作った材料が使われていて、なるほどこうして美しく見えるのには、設計者と施工者との意思疎通と、美の追求への熱い想いがあることを学ぶことが出来ました。
一方内部を拝見すると、鉄と木材を上手に使うことで表現される品の良さとシャープさが印象的でした。





また、吹き抜けのキャットウォークが斜めになっていてこれがとても気に入りました。見た目のシャープさも然ることながら、斜めにすることで1階から感じる開放感が全く異なることを体感しました。
こちらの造りつけのキッチンは、とてもゴージャスできっと奥様も喜んでいらっしゃることでしょう。
これからしばらくは、コンパクトな家づくりが求められるご時世になることが予想される中で、27坪という建坪にも拘わらず、4人家族が狭さを感じず不自由なく生活できて、且つゴージャスな見せ場を設けることが設計者に求められると思います。
佐藤さんはそのポイントを見事に今回の現場で表現されたと思いました。
佐藤さんも、大工さんも、施工された君島建築有限会社の君島忍さんも、家づくりに対して実に真摯に取り組まれていることが、今回の見学を通して強烈に伝わってまいりました。
まだまだ若い方々ですのでこれから先がとっても楽しみなチームです。
またお手伝いできる機会があれば幸いです。
- 【次の記事へ】 【前の記事へ】










