

益子林業のブログ
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完成現場見学会③ 2025.10.9
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とちぎ八溝杉を製材・販売する益子林業です。
那須塩原市のタムラ建設(株)さんの完成現場に伺いました。
タムラさんは、NPO法人 森と家を結ぶ会の会員でもあり、棟梁塾や植林体験会、伐採見学会とイベントでもとてもお世話になっております。
さてこの度、約35坪の平屋の住宅が竣工を迎え、完成現場見学会を開催することになったのを受けて見学に伺いました。
こちらの住宅は、南部赤松の無節の床板を使用して頂いた現場です。
そもそもタムラさんは弊社が南部赤松の床板を作り始めた当初からその価値を認めて頂いて、折に触れて使用して頂いております。
玄関や勝手口の上がり框や巾木にも芯去り材の南部赤松を使われています。
また今回は建て替え工事のため、取り壊した際に使われていた古材を大切に保管し、新居の畳スペースの鴨居として見事に再利用してありました。
古家の解体時に傷や汚れが付かない様に取り外すのは手間がかかることで、さらにそれを再利用するのは大工さんの技術を要することで、決して簡単ではないと思います。
代々受け継がれてきた歴史や思い出をこのような形で残してくれると嬉しいだろうなと思いました。
リビングの天井にはとちぎ八溝杉の梁が現しになっていて、木の家の安心感が感じられます。
また、キッチンのカウンターや窓枠は全てとちぎ八溝桧の無垢材を使ってあり、手造り感が感じられる素敵な空間でした。
見学会は、10月12日(日)まで予約制で開催されております。
詳しくはタムラ建設㈱さんのホームページをご覧ください。