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UNDER8が生まれたきっかけ その2

当時(2000年頃)の木材業界では、いかに言い訳して責任逃れするかが、当たり前でした。伝家の宝刀は、「木は自然素材なので変形するのは仕方がない」でした。これを言われると言い返せないほど乾燥の知識が乏しかったのです。そのようなご時世に私は結婚して、子宝に恵まれたのをきっかけに自宅を新築しました。
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やみぞ杉の床板(厚み30㎜×幅230㎜)

やみぞ杉の床板(厚み30㎜×幅230㎜)【外部リンク】株式会社オーガニックスタジオ(栃木県下都賀郡壬生町)ブログ:(株)オーガニックスタジオさんの完成現場に伺いました
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UNDER8が生まれたきっかけ その1

24歳(1996年)の時、私は木材業界に足を踏み入れました。父親の勧めで取引先の木材問屋へ入社しました。当時は、木材製品の殆どがグリーン材(当時はそんな単語さえありませんでした)でした。その最中に中国木材の堀川社長が築数年たったご自宅の米松が痩せて(変形して)いる記事を公開し、これからは人工乾燥の時代が来ると明言されていたのを「へーっ」と、実感が湧かずにいたのを覚えています。
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そもそもUNDER8とは

UNDER8とは益子林業(有)で作られた造作材(床板・羽目板・枠材など)の商品名です。しかし、造作材でもカウンター、階段材など、断面の比較的大きなものはUNDER8ではありません。UNDER8とは、人工乾燥の窯出し時点で一旦含水率を8%以下まで下げて、その後養生し、含水率が11%前後になった製品を指します。
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面戸(特殊材)のご注文

設計事務所からのお問い合わせがありました。「面戸にする杉の材料を探している」とのことです。軒先の屋根垂木をあらわしにするため、面戸が必要になります。デザインにこだわりがあり、長押の様な形状の面戸を使用されているとのことですが、いつも頼んでいた製材工場が廃業されるとのことで、別な製材所を探しているが見つからず困っているとのことでした。
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特殊材を注文するときに考慮すること②

前回のブログ・『特殊材を注文するときに考慮すること①』で、発注側が行うポイントと順序を書きましたが、どんなに木に精通している建築家でも製材所の立場から見れば、たかが知れています。また、どんなに建築に精通している製材所でも建築家の立場から見れば、たかが知れています。
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特殊材を注文するときに考慮すること①

⑴ どういった場所に使うのかをしっかり伝える。室内に使うのか、屋外に使うのか、下地材なのか、化粧材なのか、寸法(長さ×厚み×巾)⑵ 予算はどの位かけられるのか(グレードはどの程度を求めているのか)お互いプロなので、余計な時間(コスト)をかけずにWIN WINを意識しての打ち合わせが重要だと思っています。
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特殊材

木材には既製品と特殊材があります。既製品とはよく使われる材種と寸法で市場に出回っている製品です。そして、既製品以外の寸法の木材は全て特殊材になります。既製品は大量生産が可能なので生産コストを抑えることがでできますが、特殊材はそうはいきません。
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ラフ挽きの外壁材

最近は外壁材をプレーナーをかけずに、ラフ挽きのまま見せたいとのお問い合わせが多くなりました。ラフ挽き(鋸挽き)の荒々しさ(素朴感)が良いようです。ただし、以下のことにはご注意ください。①製材工程で付着する汚れが残ることがある②乾燥工程での※ステッカーマーク(SM)が残ることが大いにある③製材時、乾燥時の若干の厚みのムラがある
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自然素材が映える住宅見学会①

令和7年6月13日(金) (有)川嶋工務店さんの完成現場見学会に伺いました。私は完成現場を見学するのがとっても楽しみです。木材は工場で見るのと、現場で施工されたのを見るのでは違います。殆どの場合、現場で見た方が美しく見えます。それは大工さんが製品をみて、より美しく見えるように工夫して施工してくれるからというのもあると思いますが、家全体のデザインの中で窓や壁やキッチン、家具などと調和が取れて映えるのだと思います。
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