特殊材を注文するときに考慮すること①

特殊材を注文するときに考慮すること①

⑴ どういった場所に使うのかをしっかり伝える

室内に使うのか、屋外に使うのか、下地材なのか、化粧材なのか、寸法(長さ×厚み×巾)

⑵ 予算はどの位かけられるのか(グレードはどの程度を求めているのか)

お互いプロなので、余計な時間(コスト)をかけずにWIN WINを意識しての打ち合わせが重要だと思っています。
(ちなみに弊社は一般の素人さんの依頼は受けません。コストがかかるので・・・)

予算がないのにハイグレードな見積もりを依頼されて、結局は最もローグレードなものに決まることが稀にあります。
プロでも木のことをよく知らない方もおられるので仕方が無いかと思いますが、その時にはざっくばらんにご質問頂ければ幸いです。

⑶ 納期はどの程度あるのか

ここも先に伝えた方がいいでしょうね。納期はコストに大きく影響します。

そもそも原木から作らなければならないのか、その原木は一般的なのかどうかで納期に大きく影響します。
時間がかかるものを短時間で準備するにはコストがかかります。

⑷ その材料はどういう点が重要なのか

無垢は基本的に変形しますが、その許容範囲はどの程度なのか
白太なのか、赤身なのか、節の具合はどうなのか、目合いはどの程度なのか、乾燥のレベルはどの程度なのか

⑸ 原板なのか、加工品(実の有無、仕上げ方法など)なのか

加工品になると、その工場で出来ることが限られます。場合によっては外注加工になる場合もあります。

まずは以上ことをしっかりお伝え頂けると良いでしょう。

世の中には、駆け引きが好きな人がいます。 建築家にもいますし、製材工場にもいます。

駆け引きは自分が有利な立場に立ちたいから行うのか、もしくは相手を信用できないから行うのか、私にはよく分かりませんが、いずれにしてもご自分のスタイルに合った人とお付き合いすることが、良い結果を創るのだと思います。

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