産地による丸太の違い


産地による丸太の違いは確実に存在します。
ただし、どの産地でも良材は存在します。
もう一つ存在するのは、品種による違いです。
九州地方の飫肥(おび)杉と言われる杉は、明らかに本州のそれとは品種の違いが認識できます。
本州、四国の杉に限って言えば、品種の差による違いは然程ないといっても良いのではないでしょうか。
差が出るのはその土地の気候や土壌、造林や施業方法による差の方が大きいと思います。
気候や土壌は勿論ですが、県民性や地域性によって山にどれだけ手をかけてきたかに差が出ます。
植林は杉と桧では適した土壌がありますし、植林後の下草刈り、除伐、間伐にどれだけ手をかけたかで丸太の質に大きな影響が出ます。地域によっては枝打ちをしないとスギノアカネトラカミキリの幼虫による食害に侵されれしまうこともあります。
このことから、産地によって材料の質の傾向は確かにありますが、〇〇産だから良いとか悪いと決めつけるのは無知といえるでしょう。


