「おばたのいえ」の見学に伺いました

「おばたのいえ」の見学に伺いました

令和8年1月15日(木) 宇都宮市の(有)伴工務店さんが設計施工した「おばたのいえ」が完成したのを受けて見学に伺いました。

この物件は、昨年の夏 宇都宮市で37℃近い酷暑の中で建て方が行われた現場で、大工さんが顔を真っ赤にして、それでも笑顔で和気あいあいと建て方後の後片付けをしていたのが印象に残っています。棟梁は、伴工務店さん生え抜きの大工さんで、先輩や後輩とともに絶妙なチームワークで棟上げしました。

建坪は約27坪ですが、約6カ月で竣工を迎えたのは造作工事が多い伴工務店さんにしては早いペースです。

工務店さんによっては、現場見学会までに工事が終わらず、若干未完成ながら現場見学会を開催するケースが決して少なくないですが、今回は外構工事まで完工していました。

注文住宅の場合、現場を進めながら施主と打ち合わせして決定していく工事もあるので、工務店の予定通りには工事が進まないこともあろうかと思いますが、折角見学会を開催するなら外構工事まで完了していると外観の映え方がまるで違いますね。改めてそう感じました。

今回の施主は、40代のご夫婦と80歳のお父様の3人家族です。1階がお父様の部屋と茶の間、2階がご夫婦の部屋とリビングという設計です。ということで最近にしては珍しく、畳の部屋が3部屋ありました。

畳以外の床は、八溝杉 UNDER8 特等 浮造り仕上げを採用して頂きました。デザインが素敵だと床板も映えます。作り手としてはとても喜ばしいことであります。

UNDER8浮造り特等床板

デザインと言えば、窓から差す西日が白い塗り壁に陰影を創り、とても心地よい空間を演出してくれていました。この陰影が創るデザインは、伴さんの最近の設計に見られる特徴の一つで、特に今回は畳の部屋との調和が素敵で、侘びさびという世界観が表現されていました。

一方玄関を入ると、1枚の引き戸があり、その向こうには階段下のスペースを利用した中庭が見える小窓が設置してあり、帰宅したときに疲れを癒してくれそうです。

2階は間仕切りと天井の間に空間があり、冷暖房の効率を高める設計になっています。伴工務工務店さんは高耐震、高断熱、高気密が標準仕様で、今回の現場も耐震等級3(許容応力度計算による)、UA値0.34W/㎡・K (5地域 / 等級6)・C値0.2(0.198)c㎡/㎡の断熱機密性能を有しています。

住まい手の住生活全体を考えたデザインになっているので、あえて性能のことは前面に出していませんが、やることはしっかりやっていらっしゃいます。

今回は、オーガニックスタジオの田中さん、川嶋工務店の川嶋さん、齋藤建設の齋藤さんと一緒に見学させて頂きましたが、やはりプロの見るポイントは私とは違います。彼らと一緒にいると沢山のことを学べます。

今回は、天井に電気設備等を設置しないことで美しく見えることを学びました。確かに吹き抜けの天井には何も付いておらず、窓からの光が創り出す陰影が実に美しく感じられました。

伴工務店さんの完成現場は毎回伺いますが、伺うたびに感動があります。勉強熱心な伴社長の仕事に傾ける情熱と、大工さんのチームワークと技術力でこれからも素敵な住宅が増えていくことと思います。

伴さん、田中さん、川嶋さん、齋藤さん、今回も森と家を結ぶ会建築研究会の勉強会にご一緒させて頂きまして誠にありがとうございました。

※伴工務店さんのホームページで「おばたのいえ」の写真が見られます。

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