丸太の見極め方

丸太の見極め方

丸太の良し悪しは、4つの条件でほぼ決まります。

素性、目合い、色合い、節の有無です。

素性とは、直材で、偏芯が無く、年輪が同心円状に形成されているかです。

目合いとは、年輪の冬目(夏~秋)の間隔の具合です。
色合いは、赤身の色合いです。

節の有無は、一般的に節の無いものが価値があります。

まず直材についてですが、杉や桧の場合でも、立木で元から先まで直材というのは殆ど有りません。
ですから昔は、10m以上の直材の丸太はとても貴重で、軒先の丸桁などに使用されました。

現在の直材とは造材後の丸太のことで、造材時に確実に曲がり部分を取り去られている丸太のことです。

目合いも、ただ単に目が積んでいれば良いというものではありません。
健全な環境で、かつゆっくり育った丸太が作る目合いが良いのです。

色合いは、杉の場合は黒芯は一般的には評価されません。
桧の場合は、赤身に白が入ることがあり、これも一般的には評価されんません。

節は、見た目の好き嫌いもありますが、そもそも節のある丸太からは無節の製品は取れません。
また細い材を取ろうとすると節の部分で折れてしまったり不自然な曲がり方をするので、節の多い丸太からは良い製品は取れません。

こういった理由から、4つの条件を満たした丸太は人気があるので、より高額で取引されるのです。
当然、良い丸太から作られた製品もより高額になるのは当たり前です。

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